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もし戦国武将をC○Oにするなら?〜最強の経営陣を組織してみた〜
〇大河ドラマ「豊臣兄弟!」から考える組織論 2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」が1月4日から始まりました。主人公は豊臣秀長、つまり天下人・豊臣秀吉の弟です。「天下一の補佐役」と称された秀長を主役に据えるという、これまでにない切り口が注目を集めています。 この作品を見ながら、ふと思いました。 「もし戦国武将を現代企業のC○O(Chief ○○ Officer)として雇用できるなら、誰が適任だろうか?」 組織開発やDXコンサルティングに携わる立場として、戦国時代という究極の競争環境を生き抜いた人材の配置を考えることは、現代の組織設計にも多くの示唆を与えてくれるはずです。 今回は、戦国武将たちを現代企業の経営陣(C-Suite)に配置するという思考実験を通じて、組織における役割分担と人材配置の本質について考えてみたいと思います。 〇C-Suiteとは?経営陣の役割を整理する まず、現代企業におけるC-Suite(最高経営責任者層)の主要な役割を整理しておきましょう。 CEO(Chief Executive Officer / 最高経営責任者) : 企

吉田 薫
1月20日読了時間: 10分


年末年始、プレイすべきゲームがある。それは『信長の野望』だ
40年前のゲームが、現代の組織論を先取りしていた 「ゲームなんかやってる暇があったら経営書を読め」 そう思った経営者の皆さん、ちょっと待ってほしい。 私はDXコンサルタントとして、組織改善に携わっている。最近、人的資本経営やエンゲージメント、エンパワーメントといった現代的な組織論を、クライアントにどう分かりやすく伝えるか悩んでいた。 そんなとき、ふと思い出したのが子供の頃に夢中になった『信長の野望』シリーズだ。 「もしかして、あのゲームって...」 調べてみて驚愕した。 1983年の初代から、2022年の最新作まで、このシリーズは一貫して現代の組織マネジメント理論を先取りしていた のだ。 今日は、その驚きを皆さんと共有したい。 〇「戦だけでは勝てない」という40年前の洞察 信長の野望シリーズの基本思想は、初代から一貫している。 「戦争に勝つだけでは、天下は取れない」 内政を疎かにすれば国力が衰える。武将の忠誠度を無視すれば裏切られる。外交を軽視すれば包囲網を敷かれる。 これ、現代の企業経営そのものじゃないか? 技術力だけでは企業は成長しない。組織

吉田 薫
2025年12月23日読了時間: 8分


TBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に学ぶ、中小企業のタレントマネジメント「人を見る目」をデータ化すれば、誰でも山王耕造になれる
〇競馬ドラマが教えてくれた人材マネジメントの本質 2025年10月から12月まで放送されたTBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」をご覧になりましたか? 競馬を題材にしたこのドラマ、実はビジネスパーソン、特に中小企業の経営者や人事担当者にとって、最高のタレントマネジメント教材なんです。 主人公は佐藤浩市さん演じる山王耕造。人材派遣会社を一代で築き上げたワンマン社長で、馬主として「日高の馬で有馬記念を勝つ」という夢を追います。 このドラマ、表面的には競馬の物語ですが、本質は「どうやって勝てるチームを作るか」という組織マネジメントの物語なんです。 今回は、山王耕造の人材登用から、中小企業が今すぐ実践できるタレントマネジメントの極意を読み解いていきます。 〇山王耕造の人材登用:「ありえない」選択の連続 山王耕造が作り上げた「チームロイヤル」。このメンバー構成を見ると、驚くべきことが分かります。 レーシングマネージャー:栗須栄治(妻夫木聡) 前職は税理士 競馬の知識はゼロ 父を亡くして失意のどん底 普通なら「なぜ税理士を競馬マネージャーに?」と誰もが疑問

吉田 薫
2025年12月18日読了時間: 7分


同じフェラーリ、なぜこれほど違うのか? 「本社の敗北」と「子会社の勝利」が教える組織の真実
〇衝撃の事実:同じブランド、真逆の結果 2025年11月、モータースポーツ界に衝撃が走った。イタリアの名門フェラーリが、世界耐久選手権(WEC)で 53年ぶりとなるマニュファクチャラーズタイトルとドライバーズタイトルのダブルタイトルを獲得 したのだ。開幕3連勝、シーズン4勝を挙げ、2位のトヨタに75ポイント差をつけての圧勝。ル・マン24時間レースでも3連覇を達成した。 ところが、同じフェラーリのF1チームは2008年以来 18年間もタイトルから遠ざかっている 。2025年シーズンも勝てない。7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンを獲得しても、ハンガリーGPで「僕は役立たず。フェラーリは僕を変えるべきだ」と自己批判させるほどの惨状だ。 同じフェラーリなのに、なぜこれほど違うのか? 答えは単純だ。 組織文化の違い である。本社(F1・マラネッロ)は「大企業病」に蝕まれ、子会社運営(WEC・AF Corse)は健全な組織文化を保っている。これは中小企業経営者にとって、きわめて重要な示唆を含んでいる。 〇WEC 2025:「最悪のハンデ」

吉田 薫
2025年12月9日読了時間: 11分


角田裕毅マネージャー様へ緊急提言:2026年は『飼い殺し』ではなく『ドライバー価値の最大化』の年である
〜ユニクロから年間50億円を引き出し、チームごと制圧せよ〜 〇拝啓 角田裕毅選手のマネージャー様 突然のご連絡で恐縮である。私は某DXコンサルタントだ。 2025年12月1日、角田選手が「テストドライバー」としてレッドブル・レーシングに残留することが発表された。世間では「 飼い殺し 」「 実質引退 」と囁かれている。 しかし、だ。 私から見れば、2026年は 「角田裕毅のドライバー価値を最大化する、絶好の1年」 にしか見えないのである。 レースシートがないからこそ、Oracle・Fordとの契約に縛られているからこそ、チャンスなのだ。 以下、その理由と具体的な行動計画を提案する。 第1章:なぜ2026年が「絶好のチャンス」なのか ■ 理由① 「大手との実績」という最強の看板 まず、現状を整理しよう。 OracleのCM出演 FordのYouTube動画:2本(11月+12月に投稿) CM契約の違約金条項:数千万円〜億単位 角田選手は「縛られている」。世間は「可哀想」と言う。 しかし、待ってほしい。 日本企業へのスポンサー営業で「 あのOracle

吉田 薫
2025年12月4日読了時間: 7分


F1から学ぶ組織改革の本質:レッドブル崩壊とマクラーレン復活が教える「属人経営」の終焉
〇F1を見ていますか? それ、最高のビジネス教材ですよ 正直に言おう。私はF1が大好きだ。でも、ただの「車好き」として見ているわけじゃない。DXコンサルタントとして、中小企業の組織改革を支援する立場として、F1ほど優れた「組織経営の教科書」はないと確信している。 考えてみてほしい。F1チームは年間予算200億円超、スタッフ1000人以上を抱える巨大組織だ。そして何より重要なのは、2週間ごとに「 決算発表 」があるという点だ。グランプリの順位という形で、組織の実力が容赦なく数字で示される。言い訳は通用しない。「来年こそは」は許されない。毎レース、全世界に向けて結果が公表される。 これほど厳しいビジネス環境が他にあるだろうか? だからこそ、F1で起きている組織の盛衰は、私たちビジネスマンにとって最高の教材なのだ。 そして今、F1では信じられないことが起きている。2023年まで「最強」と言われたレッドブルが、たった1年で崩壊したのだ。 〇2024年の衝撃:「無敵艦隊」が沈んだ 2023年のレッドブルは本当に強かった。23戦中21勝。マックス・フェルスタ

吉田 薫
2025年11月26日読了時間: 12分


230年前の江戸に、中小企業の勝ち筋があった~大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎に学ぶ、3つの発想転換
「これ、Amazonじゃん!」 2025年大河ドラマ『べらぼう』、見てますか? 先週、クライアントの製造業経営者とこのドラマの話になったんです。そしたら彼が突然こう言いました。 「これ、完全にAmazonじゃないですか」 主人公の蔦屋重三郎。江戸時代の本屋さん…いや、正確には「版元」という出版業者です。 「蔦屋って、自分で本を書いてないんですよ。絵師を集めて、作家を育てて、書店をネットワーク化して。完全にプラットフォームビジネスじゃないですか!」 その瞬間、私も気づきました。蔦屋重三郎がやっていることって、現代のビジネスモデルそのものだ。しかも230年前に。 DXコンサルタントとして中小企業の経営改革を支援してきた私が、江戸時代の本屋さんから学ぶことになるとは。 でも、学びました。しかも、めちゃくちゃ実践的な内容でした。 今日は、中小企業が今すぐ使える「蔦屋流・発想転換の技術」を3つに絞ってお話しします。 〇発想転換1:「何を売るか」より「何をつなぐか」 本屋なのに、本を売らない? 蔦屋重三郎を「本屋の主人」だと思ってる人、多いですよね。違うんで

吉田 薫
2025年11月19日読了時間: 9分


F1最速のピット作業で12秒もかかった「ありえないミス」の真相
なぜ世界最高峰のメカニックが「平凡なサラリーマン」になってしまうのか 〇あなたの職場にもいませんか?「やる気を失った優秀な人」 2025年10月26日、F1メキシコGP。レッドブルレーシングで信じられないことが起きました。 通常2.5秒で終わるタイヤ交換に、なんと 12秒 もかかったのです。しかも、ミスをしたのは世界最高峰のメカニックたち。年収数千万円、世界中から選ばれたエリート集団です。 「 プロがそんなミスをするはずがない 」 そう思うかもしれません。でも、これ、実はあなたの会社でも起きている現象なんです。 「昔はバリバリ働いていたのに、最近は最低限の仕事しかしないAさん」 「企画力があったのに、全然アイデアを出さなくなったBさん」 心当たり、ありませんか? 〇東大卒のエンジニアが「指示待ち人間」になった理由 ある大手銀行に、東大大学院でAIを研究していた優秀なエンジニアがいました。入社時は「銀行のDXを推進する」と意気込んでいた彼。 しかし3年後、彼は完全な「指示待ち人間」になっていました。 何が起きたのか? 入社1年目、彼は画期的なAI

吉田 薫
2025年10月28日読了時間: 6分


沈黙の艦隊に学ぶリーダーシップ論~海江田四郎とイーロン・マスクが示す「破壊的変革」の組織マネジメント
映画「沈黙の艦隊」の海江田四郎艦長とイーロン・マスクには、意外な共通点がある。どちらも既存システムを根本から変える「破壊的リーダー」として、組織を驚異的なパフォーマンスに導いている。彼らの手法を分析すると、変革期の組織運営における重要なヒントが見えてくる。...

吉田 薫
2025年9月25日読了時間: 5分


健康経営戦略マップは「右端」から描こう!― 2025年改訂版のポイント①「健康風土の醸成」 ―
健康経営戦略マップは、企業の「健康投資ストーリー」を見える化するためのツールです。 改訂版の特徴は、左端に「健康投資」、右端に「経営方針」が配置されていること。 どうしても左から埋めたくなる私たち日本人ですが、健康経営を「単なる福利厚生」から「経営戦略の一部」へと格上げす...

AKI IMAIZUMI
2025年9月16日読了時間: 4分


【夏休み特別企画】史上最悪!ブラック架空組織ランキングTOP10
~古今東西架空組織の労働環境を徹底査定~ 【調査経緯】 夏休み特別企画として実施した「鬼舞辻カンパニー」「鬼殺隊」「湯屋」「調査兵団」への立入検査が大きな反響を呼んだため、古今東西の架空組織を対象とした史上初の「ブラック架空組織ランキング」を作成。フィクションを通じて現実の...

吉田 薫
2025年8月8日読了時間: 11分


【夏休み特別企画】緊急報告書:鬼殺隊への労働基準監督署立入検査結果
~善意の組織に潜む深刻な労働問題~ 調査日時: 大正4年某日(無限城調査の翌週) 調査対象: 一般財団法人鬼殺隊 代表理事: 産屋敷耀哉 調査官: 労働基準監督署特別調査チーム 【調査の経緯】 前回の「鬼舞辻カンパニー」調査において、対抗組織として「鬼殺隊」の存在が...

吉田 薫
2025年8月7日読了時間: 10分


【夏休み特別企画】緊急報告書:無限城への労働基準監督署立入検査結果
~史上最悪のブラック企業「鬼舞辻カンパニー」の実態~ 調査日時: 大正4年某日 調査対象: 株式会社鬼舞辻カンパニー(通称:無限城) 代表取締役: 鬼舞辻無惨 調査官: 労働基準監督署特別調査チーム 【概要】 匿名の内部告発により、「無限城」なる企業組織への緊急立入...

吉田 薫
2025年8月6日読了時間: 6分


F1王者の電撃解雇に学ぶ「システム化された不公平」が組織を破綻させるメカニズム~成功の絶頂から一夜にして失墜したレッドブル代表が残した教訓~
Christian Horner, Red Bull Racing 写真:: Peter Fox 〇昨日起きた"衝撃の幕切れ" 2025年7月9日、F1界に激震が走った。 レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が、20年間の在任期間を経て電撃解雇されたのだ。8度...

吉田 薫
2025年7月10日読了時間: 11分


F1チームの崩壊に学ぶ──創業者なき中小企業が陥る『静かな崩壊』
☆F1という"異世界"に起きた異変 ブラッド・ピット主演の映画『F1』が話題を集める裏側で、現実のF1界では衝撃的な"実話"が進行している。2023年には史上最も支配的なシーズンを送り、ほぼ全ての勝利を手にしたレッドブル・レーシングが、2024年に突然の失速を見せたのだ。...

吉田 薫
2025年7月1日読了時間: 8分


このストレスを良い変化に活かすために
新年度を迎え、新しいメンバーが加わる職場も多いのではないでしょうか。新入社員はもちろん、異動してきた人や新たにリーダーとなる人にとって、環境の変化は大きなストレスになります。 しかし、変化の影響を受けるのは、 新しく来た人だけではありません。...

AKI IMAIZUMI
2025年3月31日読了時間: 3分


勝つことでしか、ウェルビーイングは得られないのか?──戦える組織と“幸福な職場”の関係性
企業って、利益を出すのが仕事ですよね。 でも、そこにいる人たちの「ウェルビーイング」──つまり、 心も体も人間関係もいい感じで整ってる状態 って、どうやって生まれるんでしょうか? 『ルーズヴェルト・ゲーム』みたいな逆転劇を思い浮かべると、「やっぱ勝たなきゃダメだよな」と思う...

吉田 薫
2025年3月21日読了時間: 4分


「負け組」と呼ばれた日産──ルーズヴェルト・ゲームとの奇妙な共通点
2024年秋、ひとつの小さなニュースが静かに波紋を広げた。 日産自動車、13年ぶりに社会人野球部を復活。 かつて都市対抗野球で名を馳せた名門チームが、長い沈黙を破って再びグラウンドに帰ってくる。 この報せに、「今、なぜ野球部?」と首を傾げる向きも少なくなかった。だが、この一...

吉田 薫
2025年3月21日読了時間: 3分
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