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F1最速のピット作業で12秒もかかった「ありえないミス」の真相

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なぜ世界最高峰のメカニックが「平凡なサラリーマン」になってしまうのか

〇あなたの職場にもいませんか?「やる気を失った優秀な人」

2025年10月26日、F1メキシコGP。レッドブルレーシングで信じられないことが起きました。

通常2.5秒で終わるタイヤ交換に、なんと12秒もかかったのです。しかも、ミスをしたのは世界最高峰のメカニックたち。年収数千万円、世界中から選ばれたエリート集団です。

プロがそんなミスをするはずがない

そう思うかもしれません。でも、これ、実はあなたの会社でも起きている現象なんです。

「昔はバリバリ働いていたのに、最近は最低限の仕事しかしないAさん」

「企画力があったのに、全然アイデアを出さなくなったBさん」

心当たり、ありませんか?


〇東大卒のエンジニアが「指示待ち人間」になった理由

ある大手銀行に、東大大学院でAIを研究していた優秀なエンジニアがいました。入社時は「銀行のDXを推進する」と意気込んでいた彼。

しかし3年後、彼は完全な「指示待ち人間」になっていました。

何が起きたのか?

入社1年目、彼は画期的なAI融資システムを提案しました。 上司の反応は「君、銀行業務を分かってないね。10年早い」。

2年目、もう少し現実的な提案を持っていきました。 「前例がない。リスクが大きすぎる」と却下。

3年目、彼は何も提案しなくなりました。 定時に来て、定時に帰る。言われたことだけをやる。

かつての「天才」は、ただの「普通の人」になっていました。


〇レッドブルで起きている「恐ろしい現実」

F1チーム「レッドブルレーシング」でも、全く同じことが起きています。

このチームには「マックス・フェルスタッペン」という絶対的エースがいます。そして、もう一人のドライバーは常に「2番手」扱い。データを見ると驚きの事実が・・・

過去5年間の重大ミス

  • フェルスタッペンのピット作業:2回

  • セカンドドライバーのピット作業:18回(!)

同じメカニック、同じ設備、同じ訓練を受けているのに、なぜこんな差が?

答えは簡単。「どうせ2番手は犠牲になる」という暗黙の了解があるからです。


〇「やってもやらなくても同じ」症候群

心理学で「学習性無力感」という言葉があります。

何をやっても状況が変わらないと学習すると、人は努力することをやめる

レッドブルの2番手担当メカニックの心理はこうです:

  • 完璧な仕事をしても、チーム戦略で犠牲になる

  • ドライバーの順位は上がらない

  • 評価もされない

  • なら、なぜ全力を出す必要があるのか?

これ、あなたの会社でも起きていませんか?


営業2課の悲劇

  • 営業1課:花形商品担当、ボーナス最高評価

  • 営業2課:地味な商品担当、どんなに頑張っても評価は「普通

結果、営業2課の社員は「最低限」しか働かなくなる。


〇年収2000万円のエンジニアが集中力を失った瞬間

レッドブルのエンジニア、リチャード・ウッド。彼は年収2000万円超、世界でもトップクラスのレースエンジニアです。

しかし最近、明らかに集中力を欠いています。無線での指示も曖昧、判断も遅い。

なぜか?

彼の仕事は「世界チャンピオンを支える」ことではなく、「2番手ドライバーを犠牲にする」ことだから。

プライドの高いプロフェッショナルにとって、これほど屈辱的なことはありません。


〇あなたの会社の「隠れた損失」を計算してみた

もし、社員の30%が「やる気を失った優秀な人材」だったら?

中堅企業(社員300人)の場合

やる気を失った社員:90人
本来の生産性:1人年間2000万円
現在の生産性:1人年間800万円
損失:90人 × 1200万円 = 年間10.8億円

年間10億円をドブに捨てているのと同じです。

これ、大袈裟だと思いますか?

でも、以下の項目に3つ以上当てはまる会社は、確実にこの状態です:

□ 特定の部署だけ離職率が高い

□ 「どうせ...」という言葉をよく聞く

□ 提案の数が年々減っている

□ 会議で発言する人が固定化している

□ 「それは俺の仕事じゃない」が口癖の人がいる


〇日本企業の7割が「人材を腐らせる装置」になっている

衝撃的なデータがあります。

優秀な人材の入社3年後の状態

  • アメリカ企業:パフォーマンス120%に向上

  • 中国企業:パフォーマンス115%に向上

  • 日本企業:パフォーマンス70%に低下

つまり、日本企業は人材を成長させるどころか、劣化させているのです。


〇なぜ優秀な人ほど「ダメ社員」になるのか

理由は明確です。

優秀な人ほど、理不尽さに敏感だから。

  • 理想と現実のギャップに苦しむ

  • 「変えよう」と努力する

  • 組織の壁にぶつかる

  • 諦める

  • 最低限の仕事だけする

凡庸な人は最初から期待していないので、ダメージは少ない。 でも優秀な人は、期待が大きい分、絶望も大きいのです。


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〇「人を活かす会社」と「人を殺す会社」の違い

人を殺す会社の特徴

レッドブル型(階級固定型)

  • エース社員とその他で扱いが違う

  • 「君にはまだ早い」が口癖

  • 失敗すると延々と言われ続ける

結果:優秀な2番手が腐る

人を活かす会社の特徴

Google型(挑戦推奨型)

  • 失敗を「学び」として評価

  • 20%は好きなことをやっていい

  • 役職に関係なく発言できる

結果:全員が120%の力を発揮


〇今すぐできる「組織の解毒」3ステップ

ステップ1:「腐っている人材」を見つける

以下の特徴がある人は、元優秀な人材の可能性大:

  • 定時ぴったりに帰る(昔は残っていた)

  • 会議で発言しない(昔は積極的だった)

  • 「はい、はい」と聞き流す(昔は食い下がっていた)

ステップ2:小さな成功体験を作る

  • 小さなプロジェクトを任せる

  • 必ず成果を褒める

  • 「あなたのおかげ」と明確に伝える

ステップ3:環境を変える

  • 部署異動

  • 役割変更

  • 新しいチームの立ち上げ

環境が変われば、人は必ず変わります。


〇最後に:あなたの会社は大丈夫ですか?

レッドブルのような世界最高峰のチームでさえ、組織の構造的問題で優秀な人材を腐らせています。

日本企業の現場では、もっと深刻な状況が起きているはずです。

今、あなたの隣にいる「やる気のない人」。

その人は、本当に「ダメな人」でしょうか? それとも、組織に「ダメにされた人」でしょうか?

もし後者なら、それは会社にとって年間数億円の損失です。

そして何より、一人の人間の可能性を奪う罪です。

変えるなら、今です。 明日では、もう手遅れかもしれません。

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