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F1が暴いた「人間使い捨て工場」の正体~レッドブルとホンダ、あなたの会社も同じことをしていませんか?
文:K&A Project LLC 代表パートナー 〇タイヤが減ったら交換する。ドライバーも同じ——これが許されるのか F1を見ていますか? 華やかなレースの裏側で、とんでもないことが起きています。 2025年11月、レッドブル・レーシングは2026年のドライバーラインナップを発表しました。角田裕毅は「リザーブドライバー」。つまり、レースシートを失いました。 「ああ、実力不足だったんだろう」——そう思った方、ちょっと待ってください。話はそんなに単純じゃありません。これは単なる「人事」ではなく、計画的な「 人権侵害 」です。そして恐ろしいことに、この構図は、あなたの会社でも起きているかもしれません。 レッドブルとホンダがやっていることは、日本のブラック企業と全く同じです。いや、それ以上に悪質かもしれません。 なぜなら、彼らは「世界最高峰のモータースポーツ」という舞台で、全世界に向けて「 人間を消耗品として扱う 」手法を堂々と見せつけているからです。 〇角田裕毅に何が起きたのか? 計画的な「転職妨害」の全貌 まず事実を整理しましょう。...

吉田 薫
12月3日読了時間: 16分


ChatGPTで『考えなくなった』社員をどう育てるか
〇AI導入で生産性が下がった企業の共通点 「ChatGPT導入後、若手の企画書が明らかに劣化しました」 ある製造業の人事部長が、打ち合わせの最後にぽつりとこう打ち明けました。AIツールを全社導入して3ヶ月。当初は業務効率化を期待していたのに、むしろ若手社員の「考える力」が急激に低下しているというのです。 「提案書はそれっぽく整っているんです。でも、自社の状況をまったく理解していない。質問すると『 ChatGPTがそう言ったので 』と答える。過去のデータや事例を調べることもしなくなった」 人事部長の表情は暗く、私に問いかけました。「便利なはずのツールが、社員をダメにしているんでしょうか…」 実は、この悩みを抱えている企業は少なくありません。しかし同時に、ChatGPT導入後に「生産性が3倍になった」と喜んでいる企業もあるのです。 同じツールを使っているのに、なぜここまで差がつくのか? 答えは意外なところにありました。それは「 何を聞いているか 」です。 〇対照的な2人の社員 その製造業の企業で、私は興味深い観察をしました。同じ課題に取り組んだ2人の

吉田 薫
11月18日読了時間: 11分


私が出会ったメンタルヘルス対策と経営の融合エピソード2025 担当者が経営層を動かし、経営層が社員を支える
今年も残りわずかとなりました。この一年、様々な組織の皆さまと関わる中で、「人の想いが組織を変える瞬間」に何度も立ち会うことができました。 その中でも、特に印象に残った2つのエピソードをご紹介します。 ■ 若手人事担当者が“あきらめずに動き続ける”からこそ、経営層が動いた 1つ目は、ある企業の20代人事担当者の事例です。数年前からメンタルヘルスケア対策をご支援している企業で、その担当者さまは人事労務業務の一環としてこの領域を任されていました。 初めてお会いしたのは、ストレスチェックの集団分析結果をご報告した時のこと。転職して間もないにもかかわらず、会議では誰よりも熱心に質問を重ね、後日、改善策を即座に検討して実行する真摯さと行動力が強く印象に残りました。 それから数年。担当者さまは多忙な日々の中でも専門知識を学びながら施策を継続的にブラッシュアップしてきました。 現在では、遠隔地の社員にも気を配り、様々な視点から社員の状況を把握して、変化に気づけば自ら声をかけ、必要に応じてカウンセラーや産業医につなぎ、その後のフォローも丁寧に行っています。...

AKI IMAIZUMI
11月16日読了時間: 4分


F1最速のピット作業で12秒もかかった「ありえないミス」の真相
なぜ世界最高峰のメカニックが「平凡なサラリーマン」になってしまうのか 〇あなたの職場にもいませんか?「やる気を失った優秀な人」 2025年10月26日、F1メキシコGP。レッドブルレーシングで信じられないことが起きました。 通常2.5秒で終わるタイヤ交換に、なんと 12秒 もかかったのです。しかも、ミスをしたのは世界最高峰のメカニックたち。年収数千万円、世界中から選ばれたエリート集団です。 「 プロがそんなミスをするはずがない 」 そう思うかもしれません。でも、これ、実はあなたの会社でも起きている現象なんです。 「昔はバリバリ働いていたのに、最近は最低限の仕事しかしないAさん」 「企画力があったのに、全然アイデアを出さなくなったBさん」 心当たり、ありませんか? 〇東大卒のエンジニアが「指示待ち人間」になった理由 ある大手銀行に、東大大学院でAIを研究していた優秀なエンジニアがいました。入社時は「銀行のDXを推進する」と意気込んでいた彼。 しかし3年後、彼は完全な「指示待ち人間」になっていました。 何が起きたのか? 入社1年目、彼は画期的なAI

吉田 薫
10月28日読了時間: 6分


「勇者ヒンメル」に学ぶウェルビーイング経営の本質~アニメが示す、次世代リーダーシップの理想形
〇はじめに:なぜ今、フィクションから学ぶのか 「 ウェルビーイング経営 」「 心理的安全性 」「 パーパス経営 」——これらのバズワードが飛び交う現代のビジネスシーン。しかし、実際の職場では「理論は分かるが、どう実践すればいいのか」という声が絶えません。...

吉田 薫
10月2日読了時間: 7分


健康経営戦略マップは「右端」から描こう!― 2025年改訂版のポイント①「健康風土の醸成」 ―
健康経営戦略マップは、企業の「健康投資ストーリー」を見える化するためのツールです。 改訂版の特徴は、左端に「健康投資」、右端に「経営方針」が配置されていること。 どうしても左から埋めたくなる私たち日本人ですが、健康経営を「単なる福利厚生」から「経営戦略の一部」へと格上げす...

AKI IMAIZUMI
9月16日読了時間: 4分


レジリエンス力を職場で発揮するには
今年度に入り、メンタルヘルスケア研修において「レジリエンス(逆境や困難を乗り越えるしなやかな力)」というキーワードをご希望される企業様が増えてきました。私自身もこの「レジリエンス」に関わる6つの要素とにらめっこしながら、「どう表現すれば伝わるのか」と改めて考え、...

AKI IMAIZUMI
7月19日読了時間: 2分


F1チームの崩壊に学ぶ──創業者なき中小企業が陥る『静かな崩壊』
☆F1という"異世界"に起きた異変 ブラッド・ピット主演の映画『F1』が話題を集める裏側で、現実のF1界では衝撃的な"実話"が進行している。2023年には史上最も支配的なシーズンを送り、ほぼ全ての勝利を手にしたレッドブル・レーシングが、2024年に突然の失速を見せたのだ。...

吉田 薫
7月1日読了時間: 8分


今年も増加傾向ー令和6年度「過労死等の労災補償状況」が公表されました
厚生労働省より、令和6年度「過労死等の労災補償状況」が公表されました。 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59039.html 業務災害に係る精神障害の請求、決定及び支給決定件数は、また増加しました。...

AKI IMAIZUMI
6月26日読了時間: 2分


ついに改訂!2025年版 健康経営戦略マップ
健康経営ガイドブック の最新版に合わせて、「健康経営戦略マップ」も刷新されました。私たちも日々学びを深めておりますが、今回の改訂で特に注目すべきポイントは以下の2点です。 経営戦略と健康経営戦略のさらなる連動強化 健康風土を育むための「上司・組織支援」と「職場全体の相互支援...

AKI IMAIZUMI
6月8日読了時間: 2分


💢 ストレスが高すぎる職場に未来はあるか?
── “頑張り”より“安心”が求められる時代に ✅ はじめに:「 最近、職場の空気が重くないですか? 」 「みんなピリピリしてるな…」 「雑談も減ったし、なんとなく張りつめてる」 「頑張ってくれてるのは分かる。でも、楽しそうじゃない」...

吉田 薫
5月2日読了時間: 4分


フジテレビ問題からの教訓②:「見て見ぬふり」が職場を壊すとき
2025年3月に公表されたフジテレビの第三者委員会による調査報告書では、「コンプライアンスより“業界ノリ”を優先する空気」とともに、「知っていたのに止められなかった組織の沈黙」が大きく問題視されました。 「誰かが気づいていた」「でも誰も止めなかった」——これがなぜ起きるのか...

吉田 薫
4月21日読了時間: 4分


このストレスを良い変化に活かすために
新年度を迎え、新しいメンバーが加わる職場も多いのではないでしょうか。新入社員はもちろん、異動してきた人や新たにリーダーとなる人にとって、環境の変化は大きなストレスになります。 しかし、変化の影響を受けるのは、 新しく来た人だけではありません。...

AKI IMAIZUMI
3月31日読了時間: 3分


メンタルヘルスケア研修フィードバック
先日、セルフケア研修とラインケア研修を実施した事業所のご担当者様から、一通の封書が届きました。 開封すると、中には代表者様からのお手紙、担当者様からの手書きのお手紙、そして参加者様のコメントをまとめた用紙が入っていました。...

AKI IMAIZUMI
1月19日読了時間: 2分


セルフケアでもラインケアでも、共通して大事なこと
ストレスチェック実施後の取り組みとしてのメンタルヘルスケア研修の時期 弊社でもセルフ→ライン→ライン→セルフ→セルフ→ライン・・・ とメンタルヘルスケア研修が続きます 従業員全員が取り組むセルフケア、 管理職が取り組むラインケア、 どちらにも大事にしたいのは、...

AKI IMAIZUMI
2024年11月15日読了時間: 1分


ストレスチェック後の職場環境改善は誰がする?
『令和3年度 厚生労働省委託事業ストレスチェック制度の効果検証に係る調査等事業 報告書2022』(令和4)年3月 みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社によると、 ストレスチェック後に職場環境改善を取り組む場合、70%以上の事業場が管理職主導、従業員参加型は10-15%との...

AKI IMAIZUMI
2024年10月15日読了時間: 1分


小規模企業のストレスチェック活用方法
厚生労働省の令和5年労働安全衛生調査(実態調査) においても、メンタルヘルス対策に取り組む50名未満の事業場において、ストレスチェック実施は6割に満たない状況です。 理由として、”義務化ではないから”が最も多いですが、現場からは、”活用方法がわからない” ”意味が無さそう”...

AKI IMAIZUMI
2024年9月17日読了時間: 1分


健康経営優良法人2025
健康経営優良法人2025申請受付が始まりました。 中小規模法人部門の認定申請書「メンタルヘルス不調者への対応に関する取り組み」の<不調予防>項目に、 『 従業員とその上長との1対1の定期的な個別面談等を行っている(人事目標・考課面談は除く)』という項目が加わりました。202...

AKI IMAIZUMI
2024年8月21日読了時間: 1分


「話を聴いてもらえない」とエンゲージメントは低下する
先日、 エンゲージメントを向上させるローコストかつローリスクな方法として「傾聴」が効果的と書きました 今回は、「傾聴」がなぜ重要なのかを説明したいと思います 以前、「 【DX】職場のDXが進まないもう一つの理由 」で書きましたが、 「 従業員の 82%...

吉田 薫
2024年7月16日読了時間: 2分


面談で本音を話している社員は何パーセント??
株式会社パーソル総合研究所が発表した「職場の対話に関する定量調査」によると、 上司との面談で本音で話せる割合は、 2割未満が51.2%、会議の場では52.1%、 しかも、全く本音で話していない割合が、面談は41.6%、会議は43%、 かなり衝撃的な内容でした。...

AKI IMAIZUMI
2024年6月23日読了時間: 1分
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