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公安と別班、あなたの会社に必要なのはどちらか――『VIVANT』から考える組織の多様性
ー「良い組織」に正解はない。仕事が違えば、リーダーも、人材も、管理方法も変わるー 〇序章 野崎と乃木、どちらを部下にしたいですか? 現在放送中で、大きな話題を呼んでいるテレビドラマ『VIVANT』には、二つの非常に優秀な組織が登場する。 一つは公安。警察組織の中にあり、大規模な人員と情報ネットワークを持つ。組織として動き、情報を共有し、手続きを踏みながら成果を出す。 もう一つは別班。陸上自衛隊の中に極秘で存在するとされる少数精鋭の特殊チームだ。少人数、高い個人能力、迅速な判断、そして徹底した秘匿が特徴である。 公安には佐野がいて、野崎がいて、東条がいる。別班には櫻井がいて、乃木がいて、太田がいる。どちらも圧倒的な成果を上げる。しかしその仕事の仕方は、驚くほど違う。 では、この二つを「会社の組織」として見てみたらどうだろう。 あなたの会社に必要なのは「公安型」だろうか。それとも「別班型」だろうか。 そして——本当に、どちらか一方だけを選ぶ必要があるのだろうか。 第1章 公安は「組織」で戦い、別班は「個人」で戦う まず、二つの組織の違いを整理しよう。

吉田 薫
8 時間前読了時間: 8分


公平を実現するために、マネージャーがやるべきシンプルなこと――部下に毎日「+6秒」目を向ける
前回の記事では、「平等」と「公平」の違いについて考えました。 公平な組織とは、全員をまったく同じように扱う組織ではありません。 共通のルールを大切にしながら、一人ひとりの能力や役割、状況、そして貢献の違いを認め、合理的に対応していく。 それが、私たちが目指すべき「公平な組織」ではないでしょうか。 では、その公平さを、実際の職場でどのように実現していけばよいのでしょう。 ・制度を整えること。 ・評価基準を明確にすること。 ・仕事や権限を適切に配分すること。 これらをいかすために必要なことを産業カウンセラーの視点で考えてみました。 今回は、忙しいマネージャーにも、今日から始められる、とてもシンプルな方法をご紹介したいと思います。 毎日、部下に「+6秒」目を向ける 私がおすすめしたいのは、 毎日、今より+6秒だけ、部下に目を向けることです。 特別な面談を増やす必要はありません。 毎日、長時間話をする必要もありません。 ・朝、+3秒。 ・夕方、+3秒。 一日、たった6秒です。 朝の「+3秒」 朝、部下が職場に入ってきたとき。 「おはよう」 と、いつものよ

AKI IMAIZUMI
9月10日読了時間: 9分


あなたの会社を壊すのは「悪人」ではなく「善人」かもしれない――北越高校バス事故が中小企業経営者に突きつけた不都合な真実
2026年5月6日、福島県の磐越自動車道で一人の高校生が命を落とした。 北越高校(新潟市)の男子ソフトテニス部が遠征に向かう途中、乗っていたマイクロバスが右カーブでガードレールに激突し大破。生徒20名が乗車しており、1名が死亡、複数名が重傷を負った。 報道が進むにつれ、事故の背景に「白バス行為」の疑いが浮上した。手配されたバスは第二種免許を持たない運転手が運転する白ナンバーのレンタカーであり、道路運送法が禁じる違法運送にあたる可能性がある。北越高校とバス会社「蒲原鉄道」の間では説明が食い違い、書面契約も存在しなかった。 マスコミは「誰が悪いのか」を追いかけた。しかし私は、この事故の本当の恐ろしさはそこにはないと考えている。 最も危険なのは、この事故に関わった全員が「善意で動いていた」可能性が高いことだ。 〇善意が揃った瞬間、組織は無防備になる 少し想像してほしい。 部活顧問は言ったかもしれない。「生徒に一つでも多くの遠征経験を与えたい。でも予算が足りない。なんとかならないか」と。 蒲原鉄道の営業担当は応えたかもしれない。「長年お世話になっている学

吉田 薫
5月19日読了時間: 6分


ワークライフバランスと法令遵守を混同していませんか?人事担当者が知っておくべき重要な違い
はじめに 企業の人事担当者の方々と話をしていると、ワークライフバランス(WLB)と法令遵守を混同されているケースに頻繁に遭遇します。 たとえば、過去の大きな労働問題が報道されたとき、「WLBの欠如が原因」という解説を目にしたことはありませんか? 実は、この理解は正確ではありません。 そして、この混同が企業に大きなリスクをもたらす可能性があります。 本記事では、WLB推進の専門家として、この重要な違いを解説し、貴社のリスク管理と真の働き方改革に役立つ情報をお届けします。 1. WLBと法令遵守は「別レイヤー」の概念 1-1. 二層構造で理解する 多くの企業が見落としている点があります。それは、 法令遵守とWLBは次元が異なる ということです。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 【レイヤー2】ワークライフバランス 多様な働き方の選択肢提供・組織文化の醸成 推奨される取り組み ↑ 【レイヤー1】法令遵守(コンプライアンス) 労働基準法・労働安全衛生法・ハラスメント防止法の遵守 法的義務・違反は罰則対象 ━━━━━━━━━━━━━━━ 1-2. それぞれの

吉田 薫
2025年10月17日読了時間: 6分


福山雅治さんの件で見えた、中小企業が今すぐ気をつけるべきこと
〜「お客様接待」の落とし穴と、SNS炎上から会社を守る方法〜 最近話題になっている福山雅治さんとフジテレビの件、皆さんはどう思われましたか?「有名人の下ネタ問題でしょ?」と思った方、ちょっと待ってください。 実はこの問題、どんな会社にも起こりうる「とても怖い話」なんです。特...

吉田 薫
2025年8月20日読了時間: 6分


【夏休み特別企画】緊急報告書:鬼殺隊への労働基準監督署立入検査結果
~善意の組織に潜む深刻な労働問題~ 調査日時: 大正4年某日(無限城調査の翌週) 調査対象: 一般財団法人鬼殺隊 代表理事: 産屋敷耀哉 調査官: 労働基準監督署特別調査チーム 【調査の経緯】 前回の「鬼舞辻カンパニー」調査において、対抗組織として「鬼殺隊」の存在が...

吉田 薫
2025年8月7日読了時間: 10分


【夏休み特別企画】緊急報告書:無限城への労働基準監督署立入検査結果
~史上最悪のブラック企業「鬼舞辻カンパニー」の実態~ 調査日時: 大正4年某日 調査対象: 株式会社鬼舞辻カンパニー(通称:無限城) 代表取締役: 鬼舞辻無惨 調査官: 労働基準監督署特別調査チーム 【概要】 匿名の内部告発により、「無限城」なる企業組織への緊急立入...

吉田 薫
2025年8月6日読了時間: 6分


新人を責める前に見直すべき組織の仕組み~ミスから学ぶ職場改善のヒント~
https://www.powerwatch.jp/2024/08/26/tagheuer-25/ F1ベルギーGPピットミスから学ぶ職場改善のヒント 先日のF1ベルギーグランプリで起きた出来事が、多くの働く人々にとって身近な問題を浮き彫りにしています。レッドブルの角田裕毅...

吉田 薫
2025年7月29日読了時間: 6分


なぜ寄せ集めクルーが連邦軍を超えたのか?~多様性の中で生まれる最強チーム~
https://x.com/tnahc0127/status/1589950823844687873/photo/1 〇なぜ「寄せ集め」が最強チームになれたのか? 「僕にはまだ帰れる所があるんだ!」 ファーストガンダム最終話、アムロ・レイがシャアとの最終決戦を前にこう言い放...

吉田 薫
2025年7月24日読了時間: 9分


レジリエンス力を職場で発揮するには
今年度に入り、メンタルヘルスケア研修において「レジリエンス(逆境や困難を乗り越えるしなやかな力)」というキーワードをご希望される企業様が増えてきました。私自身もこの「レジリエンス」に関わる6つの要素とにらめっこしながら、「どう表現すれば伝わるのか」と改めて考え、...

AKI IMAIZUMI
2025年7月19日読了時間: 2分


なぜ業績好調なのに「何かがおかしい」と感じるのか?
職場の隠れた不調を7分で見抜く方法 前回のコラムで、組織の「見えない声」に耳を傾けることの重要性についてお話ししました。多くの読者の方から「確かにうちの会社にも当てはまる」「でも具体的にどう把握すればいいのか」といった反響をいただきました。...

吉田 薫
2025年6月19日読了時間: 4分


「その言葉、うちの会社にも関係あります」──フジテレビ問題で注目の“人権キーワード”解説
フジテレビの問題は、大企業の特殊な話──ではありませんでした。 「人権」という言葉が、あらためて注目された今回の報告書。 出てきた用語をよく見ると、「あれ、これウチの職場にも当てはまるかも…」というものばかり。 本記事では、難しそうに見える“人権キーワード”を、中小企...

吉田 薫
2025年5月29日読了時間: 4分


フジテレビ問題からの教訓②:「見て見ぬふり」が職場を壊すとき
2025年3月に公表されたフジテレビの第三者委員会による調査報告書では、「コンプライアンスより“業界ノリ”を優先する空気」とともに、「知っていたのに止められなかった組織の沈黙」が大きく問題視されました。 「誰かが気づいていた」「でも誰も止めなかった」——これがなぜ起きるのか...

吉田 薫
2025年4月21日読了時間: 4分


フジテレビ問題からの警鐘:中小企業も“空気優先”を見直すとき
2025年3月、フジテレビの第三者委員会による調査報告書が公表されました。その中で特に注目されたのが「コンプライアンスより“業界ノリ”を優先する空気」が組織を壊していたという指摘です。 「え、テレビ業界の話でしょ?」と思った方。実はこの問題、意外と中小企業にも“あるある”な...

吉田 薫
2025年4月21日読了時間: 4分


勝つことでしか、ウェルビーイングは得られないのか?──戦える組織と“幸福な職場”の関係性
企業って、利益を出すのが仕事ですよね。 でも、そこにいる人たちの「ウェルビーイング」──つまり、 心も体も人間関係もいい感じで整ってる状態 って、どうやって生まれるんでしょうか? 『ルーズヴェルト・ゲーム』みたいな逆転劇を思い浮かべると、「やっぱ勝たなきゃダメだよな」と思う...

吉田 薫
2025年3月21日読了時間: 4分


走りながら想う②こころのマスク
今年の夏は、同じ道を走ったり、同じスーパーに寄り道していると、よく見かける人のマスクを外した顔を初めて見る瞬間が多くあります。 「100%イメージ通り!」なことは一度もありません。 こんな時にふっと、 人(他者)のほんの一部分を知っただけで、その人を知った気になってしまって...

AKI IMAIZUMI
2023年8月28日読了時間: 1分


面談モヤモヤ
部下との面談、1on1… 「今日はちょっとそんな気分じゃないな…」 と思ってしまう瞬間、誰でもあるでしょう。 管理職になると”できて当然”のごとく担う面談ですが、特に今までのキャリアにおいて、面談スキルを身に着けるチャンスが無かった人にとっては、モヤモヤした悩ましい業務の一...

AKI IMAIZUMI
2023年8月9日読了時間: 1分
