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もし織田家がタレントマネジメントシステムを導入したら〜本能寺の変は防げたのか?〜
〇急成長企業が抱える人材マネジメントの課題 前回のブログ「もし戦国武将をC○Oにするなら?」が思いのほか反響をいただきまして、特に「実務に活かせる」「自社の状況と重なる」という声が多く寄せられました。歴史好きのビジネスパーソンって、意外と多いんですね。 さて、今回はその続編として、 織田家という急成長企業の人材マネジメント に焦点を当ててみたいと思います。 織田信長、この人は本当にすごい経営者でした。尾張一国の小大名から、わずか20年足らずで天下統一目前まで勢力を拡大。現代で言えば、地方の小さなベンチャー企業が、あっという間に業界トップに躍り出たようなものです。 この急成長を支えたのは、秀吉、光秀、勝家、利家といった優秀な家臣団。いわば、超優秀な幹部チームです。ところが、最終的に信長は明智光秀の謀反により本能寺で命を落とします。 ちょっと待って。優秀な人材が揃っていたのに、なぜ? これって、現代企業でもよくある話じゃないでしょうか。優秀な社員が突然辞める、幹部同士が対立する、組織が急に混乱する... もし織田家に現代的なタレントマネジメントシステ

吉田 薫
1月21日読了時間: 34分


もし戦国武将をC○Oにするなら?〜最強の経営陣を組織してみた〜
〇大河ドラマ「豊臣兄弟!」から考える組織論 2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」が1月4日から始まりました。主人公は豊臣秀長、つまり天下人・豊臣秀吉の弟です。「天下一の補佐役」と称された秀長を主役に据えるという、これまでにない切り口が注目を集めています。 この作品を見ながら、ふと思いました。 「もし戦国武将を現代企業のC○O(Chief ○○ Officer)として雇用できるなら、誰が適任だろうか?」 組織開発やDXコンサルティングに携わる立場として、戦国時代という究極の競争環境を生き抜いた人材の配置を考えることは、現代の組織設計にも多くの示唆を与えてくれるはずです。 今回は、戦国武将たちを現代企業の経営陣(C-Suite)に配置するという思考実験を通じて、組織における役割分担と人材配置の本質について考えてみたいと思います。 〇C-Suiteとは?経営陣の役割を整理する まず、現代企業におけるC-Suite(最高経営責任者層)の主要な役割を整理しておきましょう。 CEO(Chief Executive Officer / 最高経営責任者) : 企

吉田 薫
1月20日読了時間: 10分


コーエーの『三国志』が教えてくれた、左遷・閑職を「最高の自己投資期間」に変える方法
年末年始、ビジネスパーソンこそプレイすべき"キャリアシミュレーター"がある 〇40年の歴史を持つゲームが、なぜ今ビジネスパーソンに必要なのか 「何かゲームでもやろうかな」 そう思ったとき、私はコーエーテクモゲームスの『三国志13 with パワーアップキット』を手に取った。 三国志シリーズ。1985年の初代発売から40年近く続く、歴史シミュレーションの金字塔だ。 余談だが、武将プレイの名作『三国志Ⅶ』ならスマホでもプレイできる。ゲーム機がなくても、通勤時間にも、気軽に始められる。 子供の頃にプレイした記憶はある。でも、40代になった今、改めてプレイしてみて驚愕した。 このゲーム、完璧なキャリアシミュレーターじゃないか。 特に、「武将プレイモード」。 これは、組織のトップ(君主)としてではなく、組織の一員(武将)として三国時代を生きるモードだ。 そこで私が経験したのは、まさに現実のビジネスパーソンが直面する問題そのものだった。 〇ゲームの中で「左遷」された プレイ開始から3年目。私の武将は、辺境の小さな城の「太守」に任命された。...

吉田 薫
2025年12月26日読了時間: 12分


年末年始、プレイすべきゲームがある。それは『信長の野望』だ
40年前のゲームが、現代の組織論を先取りしていた 「ゲームなんかやってる暇があったら経営書を読め」 そう思った経営者の皆さん、ちょっと待ってほしい。 私はDXコンサルタントとして、組織改善に携わっている。最近、人的資本経営やエンゲージメント、エンパワーメントといった現代的な組織論を、クライアントにどう分かりやすく伝えるか悩んでいた。 そんなとき、ふと思い出したのが子供の頃に夢中になった『信長の野望』シリーズだ。 「もしかして、あのゲームって...」 調べてみて驚愕した。 1983年の初代から、2022年の最新作まで、このシリーズは一貫して現代の組織マネジメント理論を先取りしていた のだ。 今日は、その驚きを皆さんと共有したい。 〇「戦だけでは勝てない」という40年前の洞察 信長の野望シリーズの基本思想は、初代から一貫している。 「戦争に勝つだけでは、天下は取れない」 内政を疎かにすれば国力が衰える。武将の忠誠度を無視すれば裏切られる。外交を軽視すれば包囲網を敷かれる。 これ、現代の企業経営そのものじゃないか? 技術力だけでは企業は成長しない。組織

吉田 薫
2025年12月23日読了時間: 8分


2026年まであと2週間。これだけはやっておけ!2026年DX必須3アクション
「もう経理が辞めたいって言ってるんですよ…」 「ウチの経理担当がまた辞めたいって言い出しましてね。給料上げても、休み増やしても、何をやってもダメなんですよ」 詳しく話を聞いてみると、その会社では今も請求書を手書きで転記し、Excelに手入力し、会計ソフトにまた手入力する…という三重苦の作業が毎月繰り返されていました。月末になると夜10時まで残業。それが20年以上続いている。 「そりゃあ、辞めたくなりますよ」 私は率直に答えました。 この話、決して珍しくありません。2024年の調査で分かったことがあります。 DXに成功している企業では、事務作業が50%削減され、経理業務に至っては90%以上が自動化されている 。一方で、未着手の企業では相変わらず「人の根性」で乗り切ろうとしている。 そして今、2025年12月。年明けは2026年です。 この年末年始をどう過ごすかで、2026年のスタートが決まります。 〇2026年、何が起きるのか 正直に言います。2026年は「DXやってる/やってない」で企業が完全に二極化する年になります。 そして、その2026年は

吉田 薫
2025年12月17日読了時間: 11分


角田裕毅マネージャー様へ緊急提言:2026年は『飼い殺し』ではなく『ドライバー価値の最大化』の年である
〜ユニクロから年間50億円を引き出し、チームごと制圧せよ〜 〇拝啓 角田裕毅選手のマネージャー様 突然のご連絡で恐縮である。私は某DXコンサルタントだ。 2025年12月1日、角田選手が「テストドライバー」としてレッドブル・レーシングに残留することが発表された。世間では「 飼い殺し 」「 実質引退 」と囁かれている。 しかし、だ。 私から見れば、2026年は 「角田裕毅のドライバー価値を最大化する、絶好の1年」 にしか見えないのである。 レースシートがないからこそ、Oracle・Fordとの契約に縛られているからこそ、チャンスなのだ。 以下、その理由と具体的な行動計画を提案する。 第1章:なぜ2026年が「絶好のチャンス」なのか ■ 理由① 「大手との実績」という最強の看板 まず、現状を整理しよう。 OracleのCM出演 FordのYouTube動画:2本(11月+12月に投稿) CM契約の違約金条項:数千万円〜億単位 角田選手は「縛られている」。世間は「可哀想」と言う。 しかし、待ってほしい。 日本企業へのスポンサー営業で「 あのOracle

吉田 薫
2025年12月4日読了時間: 7分


その『困った』、誰が解決していますか?〜中小企業のIT・AI人材不足という見えない危機〜
月曜日の朝、9時15分。製造業を営む佐藤社長の携帯電話が鳴った。 「社長、すみません。パソコンが動かなくなって...営業資料が開けないんです」 営業担当の田中からだ。今日は午後から大口顧客との商談が控えている。その提案資料が開けないという。昨日までは普通に動いていたはずなのに。 佐藤社長は予定していた銀行との打ち合わせを急遽リスケし、会社に戻った。田中のパソコンの前に座り、再起動を試す。変わらない。ケーブルを確認する。問題ない。スマホで「パソコン 起動しない 対処法」と検索し、表示された手順を一つずつ試していく。 気づけば2時間が経過していた。結局、近所のパソコン修理店に持ち込むことになり、修理完了は明日以降。田中の商談は延期せざるを得なくなった。佐藤社長の午前中の予定は全て吹き飛び、銀行からは「また今度」と冷たい返事。 「たかがパソコン一台で、なんでこんなことに...」 佐藤社長は深いため息をついた。こういうことが、月に2回、3回と起きている。そのたびに、経営者である自分が、パソコン修理係になっている。 〇社長が、IT作業員になっている...

吉田 薫
2025年11月28日読了時間: 8分


230年前の江戸に、中小企業の勝ち筋があった~大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎に学ぶ、3つの発想転換
「これ、Amazonじゃん!」 2025年大河ドラマ『べらぼう』、見てますか? 先週、クライアントの製造業経営者とこのドラマの話になったんです。そしたら彼が突然こう言いました。 「これ、完全にAmazonじゃないですか」 主人公の蔦屋重三郎。江戸時代の本屋さん…いや、正確には「版元」という出版業者です。 「蔦屋って、自分で本を書いてないんですよ。絵師を集めて、作家を育てて、書店をネットワーク化して。完全にプラットフォームビジネスじゃないですか!」 その瞬間、私も気づきました。蔦屋重三郎がやっていることって、現代のビジネスモデルそのものだ。しかも230年前に。 DXコンサルタントとして中小企業の経営改革を支援してきた私が、江戸時代の本屋さんから学ぶことになるとは。 でも、学びました。しかも、めちゃくちゃ実践的な内容でした。 今日は、中小企業が今すぐ使える「蔦屋流・発想転換の技術」を3つに絞ってお話しします。 〇発想転換1:「何を売るか」より「何をつなぐか」 本屋なのに、本を売らない? 蔦屋重三郎を「本屋の主人」だと思ってる人、多いですよね。違うんで

吉田 薫
2025年11月19日読了時間: 9分


ChatGPTで『考えなくなった』社員をどう育てるか
〇AI導入で生産性が下がった企業の共通点 「ChatGPT導入後、若手の企画書が明らかに劣化しました」 ある製造業の人事部長が、打ち合わせの最後にぽつりとこう打ち明けました。AIツールを全社導入して3ヶ月。当初は業務効率化を期待していたのに、むしろ若手社員の「考える力」が急激に低下しているというのです。 「提案書はそれっぽく整っているんです。でも、自社の状況をまったく理解していない。質問すると『 ChatGPTがそう言ったので 』と答える。過去のデータや事例を調べることもしなくなった」 人事部長の表情は暗く、私に問いかけました。「便利なはずのツールが、社員をダメにしているんでしょうか…」 実は、この悩みを抱えている企業は少なくありません。しかし同時に、ChatGPT導入後に「生産性が3倍になった」と喜んでいる企業もあるのです。 同じツールを使っているのに、なぜここまで差がつくのか? 答えは意外なところにありました。それは「 何を聞いているか 」です。 〇対照的な2人の社員 その製造業の企業で、私は興味深い観察をしました。同じ課題に取り組んだ2人の

吉田 薫
2025年11月18日読了時間: 11分


AI万能論の危険な罠 ~失われつつある「人間の承認責任」~
「ChatGPTに任せておけば大丈夫」「AIが作った資料だから間違いない」「生成AIで効率化すれば人件費削減できる」
企業の会議室で、こんな言葉を耳にすることが増えました。確かに生成AIは素晴らしい技術です。しかし、この「AI万能論」の陰で、私たちは重要なものを見失っていないでしょうか。

吉田 薫
2025年9月5日読了時間: 7分


まずはここから!中小企業のための簡単DXツール活用術
DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を耳にする機会が増えましたが、地方の中小企業にとって「大規模な投資が必要では?」と感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には小規模なツール導入から始められるDXも多く存在します。本記事では、リスクを抑えつつ、すぐに...

吉田 薫
2024年12月4日読了時間: 3分


【DX】DXが進む職場の特徴 その①
すっかり前回の投稿から2週開いてしまいました(笑) 皆さまも夏休みは十分に取れておりますでしょうか? さて、前回までは「DXが進まないケース」について書いてきましたが、今回は「DXが進む職場の特徴」について書いていきます では、その前にDXの「進捗」について考えましょう...

吉田 薫
2024年8月20日読了時間: 2分


【DX】職場のDXが進まないケースについて その②
IPAの「DX動向2024」に ” ビジネスモデルや組織風土の変革を推進するために、経営者・IT部門・業務部門が協調できているか” という調査があります その中で、2023年度調査結果の「十分にできている」の回答割合は 7.2% と低く、「まあまあできている」を含めても...

吉田 薫
2024年7月23日読了時間: 3分


【DX】職場のDXが進まないケースについて その①
IPAの「DX動向2024」によると最新の”DXに取り組んでいる企業”の割合は73.7%となり、米国における2022年度調査の77.9%となり大きく変わらない水準です ただ、「DXの取組において、設定した目的に対する成果が出ているか」を尋ねた結果は、米国の89%に対して64...

吉田 薫
2024年7月8日読了時間: 3分


【DX】意味の薄い働き方をやめる方法について
さて、前回は「職場のDX、何から始めたらいいか?」について書きました
そこで、意味の薄い働き方をやめる事から始めませんか?ということで「会議」をやめると書きましたが、今回は意味の薄い働き方をやめる方法について書いていきたいと思います

吉田 薫
2024年6月27日読了時間: 3分


【DX】職場のDX、何から始めたらいいか?
結論から言うと、今までの働き方を「やめる」ことです
えっ?っと思われる方いるかもしれませんが、新しい働き方に変えていくには今までの働き方はやめていかないと、以前の話の通り、どんどん煩雑に増えていきます
ただ、何でもかんでもやめましょうということではありません
「意味の薄い働

吉田 薫
2024年6月20日読了時間: 3分


【DX】どうしたら職場のDXが進むのか?
私は、殆どの支払いをQR決済で行っていますが、まだ稀に現金のみ受付という場合もあります なので、結局スマホと財布(もしくはポケットに現金)をもって出かけないといけない これが意外と不便です・・・ 以前、「なぜ職場のDXが進まないのか?」で、職場のDXが進まない理由を書きまし...

吉田 薫
2024年6月11日読了時間: 2分


【DX】職場のDXが進まないもう一つの理由
前回、「なぜ職場のDXが進まないか?」について書きましたが、実はもう1つ思い当たる節があります これはもしかしたら諸々の職場課題が解消されない理由かもしれません それは・・・ 従業員は、自分の意見が聞き入れられているとわかっていると、通常、より積極的かつ生産的になります。従...

吉田 薫
2024年6月6日読了時間: 1分


【DX】なぜ職場のDXが進まないのか?
私の財布の中には現金3,000円と数枚のカードしか入っていません 何故なら、支払いはスマホで決済できるし、お店の会員カードも今や殆どがスマホのアプリに代わっています ちなみにカバンの中にも手帳が入っていません これまた、アドレスもスケジュールもすべてスマホで足りるから...

吉田 薫
2024年6月4日読了時間: 2分


【DX】「DX」が進まない理由。DXとIT化を同義だと思ってませんか?
DXとIT化を同じ事だと思っていませんか?多くの職場でDXが進まない理由はココにあります 「DX」と「IT化」は本質が全く違う事だからです ITとは「Information Technology」の略で日本語では情報技術と呼ばれ、元々存在するアナログな情報伝達手段をデジタル...

吉田 薫
2024年5月20日読了時間: 1分
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