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年末年始、プレイすべきゲームがある。それは『信長の野望』だ
40年前のゲームが、現代の組織論を先取りしていた 「ゲームなんかやってる暇があったら経営書を読め」 そう思った経営者の皆さん、ちょっと待ってほしい。 私はDXコンサルタントとして、組織改善に携わっている。最近、人的資本経営やエンゲージメント、エンパワーメントといった現代的な組織論を、クライアントにどう分かりやすく伝えるか悩んでいた。 そんなとき、ふと思い出したのが子供の頃に夢中になった『信長の野望』シリーズだ。 「もしかして、あのゲームって...」 調べてみて驚愕した。 1983年の初代から、2022年の最新作まで、このシリーズは一貫して現代の組織マネジメント理論を先取りしていた のだ。 今日は、その驚きを皆さんと共有したい。 〇「戦だけでは勝てない」という40年前の洞察 信長の野望シリーズの基本思想は、初代から一貫している。 「戦争に勝つだけでは、天下は取れない」 内政を疎かにすれば国力が衰える。武将の忠誠度を無視すれば裏切られる。外交を軽視すれば包囲網を敷かれる。 これ、現代の企業経営そのものじゃないか? 技術力だけでは企業は成長しない。組織

吉田 薫
2025年12月23日読了時間: 8分


TBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に学ぶ、中小企業のタレントマネジメント「人を見る目」をデータ化すれば、誰でも山王耕造になれる
〇競馬ドラマが教えてくれた人材マネジメントの本質 2025年10月から12月まで放送されたTBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」をご覧になりましたか? 競馬を題材にしたこのドラマ、実はビジネスパーソン、特に中小企業の経営者や人事担当者にとって、最高のタレントマネジメント教材なんです。 主人公は佐藤浩市さん演じる山王耕造。人材派遣会社を一代で築き上げたワンマン社長で、馬主として「日高の馬で有馬記念を勝つ」という夢を追います。 このドラマ、表面的には競馬の物語ですが、本質は「どうやって勝てるチームを作るか」という組織マネジメントの物語なんです。 今回は、山王耕造の人材登用から、中小企業が今すぐ実践できるタレントマネジメントの極意を読み解いていきます。 〇山王耕造の人材登用:「ありえない」選択の連続 山王耕造が作り上げた「チームロイヤル」。このメンバー構成を見ると、驚くべきことが分かります。 レーシングマネージャー:栗須栄治(妻夫木聡) 前職は税理士 競馬の知識はゼロ 父を亡くして失意のどん底 普通なら「なぜ税理士を競馬マネージャーに?」と誰もが疑問

吉田 薫
2025年12月18日読了時間: 7分


2026年まであと2週間。これだけはやっておけ!2026年DX必須3アクション
「もう経理が辞めたいって言ってるんですよ…」 「ウチの経理担当がまた辞めたいって言い出しましてね。給料上げても、休み増やしても、何をやってもダメなんですよ」 詳しく話を聞いてみると、その会社では今も請求書を手書きで転記し、Excelに手入力し、会計ソフトにまた手入力する…という三重苦の作業が毎月繰り返されていました。月末になると夜10時まで残業。それが20年以上続いている。 「そりゃあ、辞めたくなりますよ」 私は率直に答えました。 この話、決して珍しくありません。2024年の調査で分かったことがあります。 DXに成功している企業では、事務作業が50%削減され、経理業務に至っては90%以上が自動化されている 。一方で、未着手の企業では相変わらず「人の根性」で乗り切ろうとしている。 そして今、2025年12月。年明けは2026年です。 この年末年始をどう過ごすかで、2026年のスタートが決まります。 〇2026年、何が起きるのか 正直に言います。2026年は「DXやってる/やってない」で企業が完全に二極化する年になります。 そして、その2026年は

吉田 薫
2025年12月17日読了時間: 11分


ストレスチェック制度 全事業場実施義務化に向けて今からできる準備と心構え~監修を担当したコラム記事のご紹介~
労働安全衛生法の改正により、これまで「常時50人以上の労働者を使用する事業場」に義務づけられていたストレスチェック制度が、50人未満の事業場にも義務化される方針が示されています。 2025年11月に厚生労働省が公表した『ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会(第9回)』の資料1「小規模事業場ストレスチェック制度実施マニュアル(素案)」からも、制度導入に向けた準備が着実に進んでいることがうかがえます。 この度、私がカウンセラーとして参画している 株式会社Smart相談室様 のストレスチェック制度に関するコラム記事を、監修という形で携わらせていただきました。 【監修記事】 『ストレスチェックが50人未満の事業場も義務化│施行時期や注意点を押さえて早期の対応を』 https://smart-sou.co.jp/mag/article/stress-check-mandatory 本コラムでは、単にストレスチェックを実施するための手順ではなく、制度本来の目的をしっかりと果たし、より効果的に制度を活用するための準備や導入方法がわかりやすく

AKI IMAIZUMI
2025年12月10日読了時間: 2分


同じフェラーリ、なぜこれほど違うのか? 「本社の敗北」と「子会社の勝利」が教える組織の真実
〇衝撃の事実:同じブランド、真逆の結果 2025年11月、モータースポーツ界に衝撃が走った。イタリアの名門フェラーリが、世界耐久選手権(WEC)で 53年ぶりとなるマニュファクチャラーズタイトルとドライバーズタイトルのダブルタイトルを獲得 したのだ。開幕3連勝、シーズン4勝を挙げ、2位のトヨタに75ポイント差をつけての圧勝。ル・マン24時間レースでも3連覇を達成した。 ところが、同じフェラーリのF1チームは2008年以来 18年間もタイトルから遠ざかっている 。2025年シーズンも勝てない。7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンを獲得しても、ハンガリーGPで「僕は役立たず。フェラーリは僕を変えるべきだ」と自己批判させるほどの惨状だ。 同じフェラーリなのに、なぜこれほど違うのか? 答えは単純だ。 組織文化の違い である。本社(F1・マラネッロ)は「大企業病」に蝕まれ、子会社運営(WEC・AF Corse)は健全な組織文化を保っている。これは中小企業経営者にとって、きわめて重要な示唆を含んでいる。 〇WEC 2025:「最悪のハンデ」

吉田 薫
2025年12月9日読了時間: 11分


角田裕毅マネージャー様へ緊急提言:2026年は『飼い殺し』ではなく『ドライバー価値の最大化』の年である
〜ユニクロから年間50億円を引き出し、チームごと制圧せよ〜 〇拝啓 角田裕毅選手のマネージャー様 突然のご連絡で恐縮である。私は某DXコンサルタントだ。 2025年12月1日、角田選手が「テストドライバー」としてレッドブル・レーシングに残留することが発表された。世間では「 飼い殺し 」「 実質引退 」と囁かれている。 しかし、だ。 私から見れば、2026年は 「角田裕毅のドライバー価値を最大化する、絶好の1年」 にしか見えないのである。 レースシートがないからこそ、Oracle・Fordとの契約に縛られているからこそ、チャンスなのだ。 以下、その理由と具体的な行動計画を提案する。 第1章:なぜ2026年が「絶好のチャンス」なのか ■ 理由① 「大手との実績」という最強の看板 まず、現状を整理しよう。 OracleのCM出演 FordのYouTube動画:2本(11月+12月に投稿) CM契約の違約金条項:数千万円〜億単位 角田選手は「縛られている」。世間は「可哀想」と言う。 しかし、待ってほしい。 日本企業へのスポンサー営業で「 あのOracle

吉田 薫
2025年12月4日読了時間: 7分


その『困った』、誰が解決していますか?〜中小企業のIT・AI人材不足という見えない危機〜
月曜日の朝、9時15分。製造業を営む佐藤社長の携帯電話が鳴った。 「社長、すみません。パソコンが動かなくなって...営業資料が開けないんです」 営業担当の田中からだ。今日は午後から大口顧客との商談が控えている。その提案資料が開けないという。昨日までは普通に動いていたはずなのに。 佐藤社長は予定していた銀行との打ち合わせを急遽リスケし、会社に戻った。田中のパソコンの前に座り、再起動を試す。変わらない。ケーブルを確認する。問題ない。スマホで「パソコン 起動しない 対処法」と検索し、表示された手順を一つずつ試していく。 気づけば2時間が経過していた。結局、近所のパソコン修理店に持ち込むことになり、修理完了は明日以降。田中の商談は延期せざるを得なくなった。佐藤社長の午前中の予定は全て吹き飛び、銀行からは「また今度」と冷たい返事。 「たかがパソコン一台で、なんでこんなことに...」 佐藤社長は深いため息をついた。こういうことが、月に2回、3回と起きている。そのたびに、経営者である自分が、パソコン修理係になっている。 〇社長が、IT作業員になっている...

吉田 薫
2025年11月28日読了時間: 8分


F1から学ぶ組織改革の本質:レッドブル崩壊とマクラーレン復活が教える「属人経営」の終焉
〇F1を見ていますか? それ、最高のビジネス教材ですよ 正直に言おう。私はF1が大好きだ。でも、ただの「車好き」として見ているわけじゃない。DXコンサルタントとして、中小企業の組織改革を支援する立場として、F1ほど優れた「組織経営の教科書」はないと確信している。 考えてみてほしい。F1チームは年間予算200億円超、スタッフ1000人以上を抱える巨大組織だ。そして何より重要なのは、2週間ごとに「 決算発表 」があるという点だ。グランプリの順位という形で、組織の実力が容赦なく数字で示される。言い訳は通用しない。「来年こそは」は許されない。毎レース、全世界に向けて結果が公表される。 これほど厳しいビジネス環境が他にあるだろうか? だからこそ、F1で起きている組織の盛衰は、私たちビジネスマンにとって最高の教材なのだ。 そして今、F1では信じられないことが起きている。2023年まで「最強」と言われたレッドブルが、たった1年で崩壊したのだ。 〇2024年の衝撃:「無敵艦隊」が沈んだ 2023年のレッドブルは本当に強かった。23戦中21勝。マックス・フェルスタ

吉田 薫
2025年11月26日読了時間: 12分


230年前の江戸に、中小企業の勝ち筋があった~大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎に学ぶ、3つの発想転換
「これ、Amazonじゃん!」 2025年大河ドラマ『べらぼう』、見てますか? 先週、クライアントの製造業経営者とこのドラマの話になったんです。そしたら彼が突然こう言いました。 「これ、完全にAmazonじゃないですか」 主人公の蔦屋重三郎。江戸時代の本屋さん…いや、正確には「版元」という出版業者です。 「蔦屋って、自分で本を書いてないんですよ。絵師を集めて、作家を育てて、書店をネットワーク化して。完全にプラットフォームビジネスじゃないですか!」 その瞬間、私も気づきました。蔦屋重三郎がやっていることって、現代のビジネスモデルそのものだ。しかも230年前に。 DXコンサルタントとして中小企業の経営改革を支援してきた私が、江戸時代の本屋さんから学ぶことになるとは。 でも、学びました。しかも、めちゃくちゃ実践的な内容でした。 今日は、中小企業が今すぐ使える「蔦屋流・発想転換の技術」を3つに絞ってお話しします。 〇発想転換1:「何を売るか」より「何をつなぐか」 本屋なのに、本を売らない? 蔦屋重三郎を「本屋の主人」だと思ってる人、多いですよね。違うんで

吉田 薫
2025年11月19日読了時間: 9分


ChatGPTで『考えなくなった』社員をどう育てるか
〇AI導入で生産性が下がった企業の共通点 「ChatGPT導入後、若手の企画書が明らかに劣化しました」 ある製造業の人事部長が、打ち合わせの最後にぽつりとこう打ち明けました。AIツールを全社導入して3ヶ月。当初は業務効率化を期待していたのに、むしろ若手社員の「考える力」が急激に低下しているというのです。 「提案書はそれっぽく整っているんです。でも、自社の状況をまったく理解していない。質問すると『 ChatGPTがそう言ったので 』と答える。過去のデータや事例を調べることもしなくなった」 人事部長の表情は暗く、私に問いかけました。「便利なはずのツールが、社員をダメにしているんでしょうか…」 実は、この悩みを抱えている企業は少なくありません。しかし同時に、ChatGPT導入後に「生産性が3倍になった」と喜んでいる企業もあるのです。 同じツールを使っているのに、なぜここまで差がつくのか? 答えは意外なところにありました。それは「 何を聞いているか 」です。 〇対照的な2人の社員 その製造業の企業で、私は興味深い観察をしました。同じ課題に取り組んだ2人の

吉田 薫
2025年11月18日読了時間: 11分


沈黙の艦隊に学ぶリーダーシップ論~海江田四郎とイーロン・マスクが示す「破壊的変革」の組織マネジメント
映画「沈黙の艦隊」の海江田四郎艦長とイーロン・マスクには、意外な共通点がある。どちらも既存システムを根本から変える「破壊的リーダー」として、組織を驚異的なパフォーマンスに導いている。彼らの手法を分析すると、変革期の組織運営における重要なヒントが見えてくる。...

吉田 薫
2025年9月25日読了時間: 5分


AI万能論の危険な罠 ~失われつつある「人間の承認責任」~
「ChatGPTに任せておけば大丈夫」「AIが作った資料だから間違いない」「生成AIで効率化すれば人件費削減できる」
企業の会議室で、こんな言葉を耳にすることが増えました。確かに生成AIは素晴らしい技術です。しかし、この「AI万能論」の陰で、私たちは重要なものを見失っていないでしょうか。

吉田 薫
2025年9月5日読了時間: 7分


組織の隠れたリスク:「言い訳嘘つき体質」人材の見分け方と対処法【完全版】
〇はじめに:身近にいる「厄介な同僚」の正体 「あの人はいつも言い訳ばかり」「話が長いのに要点が見えない」「なぜか責任を取らない」――。こうした人物に心当たりはないだろうか。実は、言い訳を頻繁にする人と嘘をつく人の間には、心理学的に深い関連性がある。そして、このタイプの人材が...

吉田 薫
2025年9月4日読了時間: 9分


企業が管理職を「無能な上司」にしている!構造改革で最強チームを作ろう
〇「上司ガチャ」の時代を終わらせよう 「また上司ガチャ外れた...」「うちの上司、無能すぎる」 そんな声が社内で聞こえてきませんか?でも待ってください!その「無能上司」、実は私たち企業が作り出しているかもしれません。 今日は、この現代的な課題を明るく解決していく方法をお話し...

吉田 薫
2025年8月26日読了時間: 6分


福山雅治さんの件で見えた、中小企業が今すぐ気をつけるべきこと
〜「お客様接待」の落とし穴と、SNS炎上から会社を守る方法〜 最近話題になっている福山雅治さんとフジテレビの件、皆さんはどう思われましたか?「有名人の下ネタ問題でしょ?」と思った方、ちょっと待ってください。 実はこの問題、どんな会社にも起こりうる「とても怖い話」なんです。特...

吉田 薫
2025年8月20日読了時間: 6分


フジテレビ・日産・レッドブル、3社同時「現場出身社長」の深層分析
なぜ今、政治力より現場力が選ばれたのか?働く人への影響を考える 〇2025年、相次いだ「意外な人事」の真相 今年、日本のビジネス界で話題になった人事があります。 フジテレビ:清水賢治社長(64歳) アニメプロデューサー出身 日産自動車:イヴァン・エスピノーザ社長(46歳)...

吉田 薫
2025年7月18日読了時間: 7分


今年も増加傾向ー令和6年度「過労死等の労災補償状況」が公表されました
厚生労働省より、令和6年度「過労死等の労災補償状況」が公表されました。 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59039.html 業務災害に係る精神障害の請求、決定及び支給決定件数は、また増加しました。...

AKI IMAIZUMI
2025年6月26日読了時間: 2分


大手企業の失態に学ぶ:中小企業が今すぐ取り組むべきコンプライアンス対策
問題は大手企業だけの話ではない 2024年から2025年にかけて、フジテレビや日本テレビなど日本を代表するメディア企業で深刻なコンプライアンス問題が相次いで発覚している。フジテレビでは元SMAPの中居正広氏を巡る性的トラブルへの社員関与が発覚し、「大株主の米ファンドから指摘...

吉田 薫
2025年6月25日読了時間: 9分


産業保健に関わる専門職のメリットとは?今年こそ導入して経営リスクをゼロに!
「うちは関係ない」と思っていませんか? ある50人以下の中小企業の話です。 社長の山田さんは、日々の経営や売上管理に追われる毎日。 健康診断やストレスチェックは形だけの対応で済ませていました。 しかし、ある日、信頼していた営業部長の田中さんが過労で倒れ、長期休職に。...

吉田 薫
2025年1月7日読了時間: 4分


産業保健とは?なぜ必要?
小さな会社の「健康」のお話 あるところに、従業員が20人ほどの小さな製造会社がありました。 この会社の経営者である田中社長は、毎日売上や生産効率を考えながら忙しく働いていました。 しかし、ある日、ベテラン社員の山田さんが突然体調を崩して長期休養を取ることになりました。...

吉田 薫
2025年1月7日読了時間: 3分
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