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「話を聴いてもらえない」とエンゲージメントは低下する

執筆者の写真: 吉田 薫吉田 薫

更新日:2024年10月7日




先日、エンゲージメントを向上させるローコストかつローリスクな方法として「傾聴」が効果的と書きました

今回は、「傾聴」がなぜ重要なのかを説明したいと思います


以前、「【DX】職場のDXが進まないもう一つの理由」で書きましたが、従業員の 82% が目標達成に役立つアイデアを持っていると考えている」のに対し、同じ調査で「従業員の 3 分の 1 以上が、企業は改善のためのアイデアに耳を傾けていない」と考えています


当然ですが、どんなに良いアイディアも解決策も情報も、耳を傾けて初めてその恩恵が受けられます


従業員の8割が新しいアイディアや問題の解決策、有益な情報を持っていると仮定してください

しかし、実際はその半分程度しか伝わっていないとしたら・・・・

もしかしたら、毎日数千万の価値を捨てている可能性があります

考えるだけでもゾッとしますね

さらに、話を聴いてもらえない環境では、話を聴いてもらえる環境に比べ、仕事への意欲も職場との関係性も悪化し、当然ですがエンゲージメントは低下していきます


このような記事では大概ここでは「上司-部下」間の関係性のみ語られますが、ここでは3つの視点で考えてみたいと思います


上司・同僚・自分(話しかける人)の3つの視点で傾聴を考えてみます


そもそも上司と同僚は傾聴するメリットは高いと考えられます

まず、上司ですが、部下の話を聴くことで「得られる物(アイディア・解決策・情報)」が実は一番多くあります

次に同僚ですが、同僚も話を聴くことで得る物(アイディア・解決策・情報)も多く、もしかしたら自分の仕事が楽になるかもしれません


なので、傾聴によるメリットは十分に感じられるはずです

では、何故、話を聴かないのか?


もしかしたら話しかける側(自分)に問題があるのかもしれません

・話しかけるタイミングは適切か?

・自分の話の価値を最初に伝えているか?

など、話し手側も考えなければならない事は幾らかありそうです


次回は、効果的な傾聴の方法について解説します


弊社では、エンゲージメントについて調査・分析・フィードバックまでご相談を承ります

お気軽にご相談ください




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